みなさん、こんにちは。日吉キャンパスにおける法学部教育のまとめ役をいたしております日吉主任の大久保教宏です。
慶應義塾大学法学部の自慢は何と言っても教授陣です。いずれ劣らぬ学問のいわば達人であり、学問を通じて個性を磨いてきた先達です。学部卒業後、志を内に秘めて大学院に進み、修士論文を書き、博士論文を書き、海外に留学し、外国語を身に着け、膨大な資料を収集して読み解き、フィールドワークを行い、実験を繰り返し、研究成果を学会で発表し、本を出版し、後進を指導してきた人たち、学問に献身してきた人たちです。
分野的にも、法律学・政治学の諸領域はもちろん、歴史、文学、言語学といった人文科学や、物理、生物、化学、心理学といった自然科学など、多種多様な専門の達人がそろっているのが、法学部の大きな特徴です。ロシア語、アラビア語のように、他の大学
や学部では学ぶ機会が少ない言語の達人もおります。法はすべてにつながっているー法律や政治はさまざまな社会現象、自然現象と密接に関連しており、法律学・政治学の高峰を目指すなら、それらの現象を扱う他の学問領域も学んで十分にすそ野を広げておく必要があります。法学部に多彩な分野の達人がいるのはそのためです。達人のもとで学問の面白さ、奥深さを教わり、人類が積み上げてきた学問的成果を吸収し、卒業研究等を通して自らも能動的に学問的成果の積み上げに貢献する4年間は、みなさんのその後の人生にとって大きな意味を持つ至福の4 年間となるはずです。法学部は、みなさんがそのような4年間を過ごせるよう、万全の体制を整えています。このホームページを通して、至福の4年間をぜひ想像してみてください。
スペースの都合もあり、このホームページでは、達人ぞろいの法学部教員全員の姿を紹介することはできません。他にどのような達人がいるのかは、入学後のお楽しみ。現役法学部生の至福の表情にもぜひ注目してください。まずは日吉キャンパスにて、みなさんにお会いできるのを心待ちにしております。