法学部は、慶應義塾大学における在学期間への留学期間の算入、海外の大学で履修した単位の認定など、 世界に羽ばたくみなさんを制度の面でも応援しています。











留学のてびき

留学には形態があるの?

 留学の形態は、(1)外国語の習熟を主な目的とする語学研修、(2)在学中に海外の大学などの高等教育機関で自分の専門分野や関心分野についての授業を履修す ることを目的にするもの、(3)外国の大学での学位取得を目的とするもの、に大別できます。通常、(1)の語学研修は「留学」と認められず、慶應義塾大学を「休学」して留学することになりますが、(2)と(3)の場合は「留学」と認められる場合が多く、在学期間に算入できます。

語学力は?

 米国やカナダの大学・大学院の学位課程に入学を希望する場合、次の学力テストスコアの提出が求められることがあります。
① SAT(Scholastic Assessment Test)
② GRE(General Record Examination)
③ GMAT(Graduate Management Admission Test)
④ LSAT(Law School Admission Test)
 また、TOEFLやIELTSは英語を母語としない人が対象の英語力判定試験です。これらは慶應義塾大学の交換留学出願の際にも要求されることがあります。

派遣交換留学制度ってどんなもの?

 慶應義塾大学は、海外のさまざまな大学に交換留学生を1学年間派遣しています。この制度は、慶應義塾大学と協定大学が双方の学生に外国での大学生活を体験する機会を提供することにより、学生の国際感覚の育成と視野の拡大を目指すものです。

留学費用はどうなるの?

 派遣交換留学の場合、学費は慶應義塾大学に納め、派遣先の大学での学費は免除になります。また、慶應義塾大学や派遣先の大学、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金が支給される場合もあります。

短期海外研修プログラムってなに?

 短期プログラムでは各大学の学生との交流、さまざまな講義、フィールドワークやグループワークなどを通して学びます。知識を広げ、学問を通じた交流を行う絶好の機会となり、また授業単位の認定がされるプログラムもあります。

留学経験者からのメッセージ
留学を通して自分自身と
本気で向き合うことができました

政治学科4年(2023年度現在)

 私は、大学入学当初、コロナの影響により、自身が思い描いていたような学生生活を送れずにいました。その中で、「本当にこのままで良いのか」という思いが段々と湧き、こうした環境を変えるためにも、交換留学について考えるようになりました。
 私が留学先として選んだのは、米国のウェスタンミシガン大学です。主に日本での自身の専攻と関連した分野について学びましたが、英語で行われるディスカッションや膨大な量の課題に、日々ついていくのが精一杯でした。それでも、留学先での専門的な学びは大変価値あるものでしたし、その経験をきっかけに大学院への進学を決めることができました。
 留学中には、トライアウトに合格し、バスケットボールのクラブチームに加入することができました。加入当初は、言葉が通じない上、圧倒的な競技力の差を感じさせられました。しかし、そうした逆境の中で、語学、競技それぞれの面において努力し、最後までやり抜いたことは、自分を大きく成長させてくれました。そして何よりも、素敵な仲間と出会い、共に多くの時間を過ごしたことは、何ものにも代えがたい、大切な思い出です。
 私は海外経験が無く、英語力にも全く自信がありませんでしたし、留学に対する優れた志もありませんでした。それでも、留学を通して多くの挫折を経験し、自分自身と真剣に向き合い、受け入れ、その中に価値を見出すことができたのは、私の人生にとって、大きな財産になりました。みなさんも、留学に行きたいという思いが少しでもあれば、自分を信じて頑張ってみてください。

留学経験者からのメッセージ
YOLO! You Only Live Once
一度きりの人生、やりたいことを!

政治学科3年(2023年度現在)

 私は大学の交換留学制度を使って、大学2 年の夏からカナダのカルガリー大学に留学しました。留学は中学の頃からの夢でした。海外留学の希望を応援してくれた両親にはとても感謝しています。カナダを留学先に決めたのは、治安の良さと人々の多様性が理由です。実際に、留学先で私が住んでいた寮には、アジア、ヨーロッパ、中東など、様々な国から留学生が来ていました。部屋に世界地図を置いて、出身国にピンを指してもらうと、世界中にピンが立ちました。
 カナダでの最初のセメスターでは、授業についていくのが本当に大変で、毎回授業を録音してその日の夜に聞き直して復習する、という日々が続きました。次のセメスターでは少しは慣れましたが、それでも毎日、分厚い教科書を数十ページを読んで授業に参加するという日々でした。それだけ勉強は大変だったのですが、それでも留学生活はとても充実していて、帰国してからしばらくカナダロスになるほどでした。
 カナダで出会った人たちは、人生の楽しみ方がとても上手で、私もかなり影響を受けました。オンオフがはっきりしていて、月曜から金曜までしっかり勉強して、金曜の夜から週末は友達と遊んだり趣味に時間を費やしたりするのです。
 これから大学生になる方、留学しようか迷っている方には、YOLOという言葉を送ります。人生一度きり、興味のあることにはとことんチャレンジしてほしいです。 もちろん私も、これからも挑戦心を持ちながら、グローバルに活躍するという夢のために頑張りたいと思っています。

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