政治学とは、人と人とのつながりに関心を持ち、日本を含む世界の複雑な権力構造を解明するなかで、善き生のあり方を探究する学問です。一つの地域の出来事から国際社会の動向まで視野に入れ、古代から現代に至る人間の営みを扱う政治学では、多様なアプローチが必要となります。
法学部政治学科では、政治思想、政治理論、日本政治、地域研究・比較政治、国際政治の5系列にわたる授業を体系的に提供しており、科目の数、多様性において日本でも類を見ない充実したカリキュラムとなっています。4年間の学びを通じて、専門的知識とともに政治現象を捉える複眼的視点を養い、現代社会の最先端で活躍する人材の育成を目指します。

カリキュラムのねらい

(1) 政治学系列の授業を1年次から学習できます。4年間を通じて多様な政治学科目を専門的に学ぶなかで、創造的な思考能力と総合的な政策能力を身につけることができます。

(2) 国際社会の最先端で活躍する学生の育成を目指し、充実した外国語教育のカリキュラムを導入しています。半期制により、1・2年次から留学がしやすくなっています。

(3) 研究会、演習、特殊研究など、政治学の専門領域を少人数のゼミ形式で行う授業が準備されています。討論中心の授業を受け、思考力や発信力の向上をはかります。

(4) 国家、地方、国際公務員を目指す学生にも対応しています。政治学や行政学、憲法をはじめとした科目の履修を通じて、国家公務員試験等を受験する準備が可能です。

(5) 研究者を目指して大学院に進学する学生をはじめ、一般企業や企業傘下の研究所、中央・地方自治体において専門家として活躍する人材の育成にも力を入れています。

カリキュラムの基本構造

政治学科の専門科目は、まず1年次に「政治思想基礎」「政治理論基礎」「日本政治基礎」「地域研究・比較政治基礎」「国際政治基礎」を学びます。その上で、2年次以降は、それぞれの研究領域の系列科目を受講し、専門的な理解を深めていきます。さらに少人数クラスの研究会(ゼミナール)を通じて、論文の執筆や専門書の輪読、討論やディベートを行い、自分の言葉で他の人々を説得する発言力や深い思考力、論述力やプレゼンテーションの能力を養います。

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