法学部の国際交流

クリストフ・アン教授、ドイツ及びEU知的財産法の講演等を終える

➭慶應義塾大学大学院法学研究科に特別招聘教授(国際)としてお招きしたクリストフ・アン教授(ミュンヘン工科大学TUM、ミュンヘン知的財産法センターMIPLC)が、2017年9月22日から10月6日まで三田キャンパスに滞在し、講演、講義を行いました。

 9月25日(月)夕刻には、東京弁護士会知的財産権法部との共催で、「特許無効と法的安定性」について、講演会を行いました(司会・君嶋祐子教授)。

 岩谷十郎法学部長・法学研究科委員長の開会挨拶の後、アン教授は、その講演で、ドイツ及びEUにおける特許無効実務の現状と法的安定性に関する諸学説について、紹介と分析を行いました。また、川田篤弁護士が日本法の視点から、竹中俊子教授が米国法の視点から、コメントを行いました。当日は、裁判官、弁護士、弁理士、研究者、企業人、学生等約50名が参加し、熱い比較法研究の場となりました。(講演会場写真撮影・石附泰河)

 

 君嶋研究会(4年)及び知的財産法特殊講義・特殊研究では、2週にわたりアン教授をゲストに迎え、主として営業秘密の保護について講義と討論を行いました。 学生は、多くが自ら英語で自分の研究テーマについて紹介質問をしたり、英語の講義や討論に参加したりするなど、君嶋教授の通訳や解説の助けを借りながら、営業秘密の保護と侵害事件の国際的動向について有意義なゼミを行いました。

 

 10月4日(水)には、アン教授は、理工学部・理工学研究科を表敬訪問し、「EU営業秘密指令(2016/943) ―ドイツ法への移⾏」について講演を行い、矢上キャンパスの国際的コミュニティと交流しました。理工学研究科は、ミュンヘン工科大学とダブルディグリープログラムを行っています。

 

 以上のほか、アン教授は、法学部、法学研究科、法務研究科の教員、学生らと交流し、また、特許庁、他大学を訪問するなど、有意義な時間を過ごし、今後の独日知的財産法研究交流の基礎を築いて帰国しました。