コラム

あなたは法律学科?政治学科?

こんなテーマに興味のある人は法律学科に向いています。

ブログにこの歌使っていい?
会社は誰のもの?株主?社員?それとも社会全体?
よく聞く〝連帯保証人"と〝保証人"はどこが違うの?
国際紛争は「条約」で解決できるの?
これからの原子力行政の課題は?
日本国憲法が〝世界最古の憲法.と言われるのは、どういうこと?
冤罪を防ぐためには、取調べの可視化?
結婚したら夫婦は同姓?それとも別姓?
同じ職場でも、正社員と派遣社員は違うの?
民法が古代ローマの法にさかのぼれるって、本当?

こんなテーマに興味のある人は政治学科に向いています。

国連は世界政府になり得るの?
マスメディアが政治に与える影響は?
参議院は必要?
中国の共産党支配はこれからも続くの?
国際テロリズムはなぜ起こるの?
なぜ内戦がおこるの?
日本だけがなぜ東アジアで近代化にいち早く成功したの?
デモクラシーって衆愚政治でしょ?
正義って何?
有権者は何を基準に投票するの?

1年生座談会

慶應大学法学部に入学して、これまでのイメージがどのように変わりましたか。

女子学生に関していうと、入学まではやはり“慶應”というイメージから清楚な、キレイに着飾った女子大生ばかりなのかなと思っていました。しかし実際はパワフルな子、ラフな感じの子も多く、すぐ馴染むことができ安心しました。海外経験のある学生が多いことも理由の一つかなと思います。バイリンガルやトリリンガルの子もいたりして、語学のレベルが非常に高いなと感じています。
もともとの印象は、優秀な人が多いのだろうなというものでした。私立文系の中で一番偏差値が高いこと、また司法試験合格率や就職率もランキング上位にあることを知っていたからです。実際入学してみると、勉強ばかりでなく様々な面で秀でている友人たちと出会うことができ、たくさんの刺激を得ています。授業も興味を引く面白い講義が多くあり、自己を成長させる環境として素晴らしいなと考えるようになりました。
入学前から、まさに「陸の王者」のごとく全国からのトップエリートが集うイメージを持っていましたし、実際、特に法曹を目指している学生は勉強熱心です。その一方で、個々人の好きなものをベースに大学生活を送っている学生が大半だと思います。多種多様な学生と日々出会うことで、「勉強ばかりする学生が多い」という僕が元々もっていたイメージはいい意味で覆され、刺激的な毎日を送っています。


法学部法律学科1年 Aさん 青森高校 出身
法学部法律学科1年
Aさん
青森高校 出身


現在、学外・学内を問わず、打ち込んでいること、興味を持って取り組んでいることは何ですか?

とにかく様々なバックグラウンドを持った人とかかわり、未知の世界に飛び込んで行って人と交流しながら何かをつくりあげることにチャレンジしています。例えば今は地方行政と組んで留学生と日本中の学生を交えたサミットの企画をしています。夏に一度開催したのですが、規模が大きく刺激的で充実した時間を体験することができました。その他いろいろなアルバイトを経験したり講演会にも参加するなど、積極的に学外でも活動しています。
現在は、主に法律の勉強に打ち込んでいます。僕の場合は、大学の他に司法試験や予備試験のための塾に通って、自分が受験期にした勉強時間と同程度の時間を資格取得への準備にあてています。1年生の前期までは、政治政策に関するイベントを開催する学生団体で活動していたのですが、現在は勉強をメインとした生活を送っています。
僕は帰国生と比べると英語の実力は圧倒的に劣ってはいますが、彼らとも英語で議論ができるように英語の授業には真剣に取り組んでいます。また、英語の学習を優先しながらも、スペイン語の学習にもできる限り時間を割くようにしています。将来的にスポーツビジネスのプロフェッショナルになるという目標があるので、スポーツビジネス系の会社にインターンとして受け入れて頂き、実際にプロの方にお話をお聞きする機会も増やしています。


法学部政治学科1年 Oさん 香蘭女学校高等科 出身
法学部政治学科1年
Oさん
香蘭女学校高等科 出身


慶應法学部に入学してからの自分は、高校時代までの自分とどこが一番変わったと思いますか?

自分の価値観が多様になりました。高校のときは、中高一貫校の女子高だったので同じような価値観を共有して自分のことを理解してくれている子に恵まれて過ごしてきました。しかし慶應に入って周囲の人の多様性が一気に増して、はじめは戸惑いましたが、今はそれを楽しめています。
自分の時間割を自分で考えられるようになったことです。自らの判断で時間を作り出すことができるようになり、自分のしたいことをゆっくりと時間をかけてすることができるようになりました。オンとオフの切り替えの面でも、一人暮らしの面でもすべて自己責任となったので自立心を養うことができました。
僕も大学入学を機に一人暮らしを始めました。時間管理もそうですが、金銭管理や食事のことなど生活面に関することを考えるようになりました。


法学部法律学科1年 Mさん 韮山高校 出身
法学部法律学科1年
Mさん
韮山高校 出身


慶應法学部を受験しようか迷っている人たちにメッセージをお願いします。

慶應法学部の強みはチャンスの多さだと思います。高校の時には思いもつかなかったことが簡単にできる環境が大学にはあります。法学部の学生は興味の幅が広いので、様々な分野の情報や人脈を共有できます。そういった意味でチャンスがあちこちに転がっているし、何事にもチャレンジしやすいです。様々なことに挑戦したい人には法学部がおすすめです!
慶應法学部の特徴は、一般教養の選択の幅が広く他学部がしているような授業を取ることもできるという面だと思います。そのため特に法律に興味がない人でも、入ってから自分のやりたいことを見つけやすいと感じています。また、法律はどの分野にも関係するものだと思うので、将来何をしようか迷っている人には法学部がいいと思います。受験勉強は先が見えず辛いことだと思います。しかし、大学に入ってしまえば高校時代よりも数段と面白いことがあり、勉強しておいてよかったと思えるはずなので、諦めずに頑張ってください。
特に地方在住の受験生にとっては、迷いが生まれる原因は様々あると思います。僕も青森県の高校に通っていて、先生からは「お前が慶應に受かるわけがない。」と言われ、気持ちが揺れた時もありました。しかし、学校の先生があなたの受験の結果に責任は決して持ちませんし、受験の結果はすべて自己責任です。第一志望を慶應義塾大学法学部とすることを決めたのならば、合格から逆算して必要な知識の獲得とそれに必要な勉強時間を確保するだけです。受験勉強はつらいですけど、贅沢な時間ですから、とことん自分に向き合って頑張ってください。


きらり輝く

政治学科3年 Uさん
神奈川県立相模原高等学校 出身


政治学科3年 Uさん 神奈川県立相模原高等学校 出身

「慶應で学び、内閣総理大臣になりたいです。」と、私はFIT 入試の面接で言いました。そんなたいそうな夢を語った私は、勉強よりも部活(応援指導部)を中心とした忙しい日々を送っています。応援指導部は、部員だけで応援するのではなく、観客を巻き込み、最強の応援団を作り上げる団体です。その中でも私はチアでもなく吹奏楽団でもなく、話術や気迫あふれるパフォーマンスをツールとして応援席をまとめあげるリーダー部に所属しています。
慶應義塾には「慶早戦」と呼ばれる早稲田との伝統の一戦があります。野球の慶早戦では、神宮球場の内野席だけでなく、外野席もが塾生・塾員(卒業生)で埋め尽くされます。部員数約30人のリーダー部は何百人という大観衆を前に応援指導を行います。試合前にはステージ上で、応援練習、慶早戦の歴史紹介、ゲストを呼んだバラエティ番組のようなものなど多種多様な企画を行います。その企画発案から実行までを行うのも私たちの役割です。試合が始まれば、大きな拍手で、巧みな話術で、笑顔で、時には必死な表情を駆使し、数千人という人の前に立ちます。大学生活において、これ以上の「人前」はなかなか存在せず、目立ちたがり屋な私にとっては打ってつけの場だと思います。また、人前でのパフォーマンスに留まらず、神宮球場を埋め尽くすための宣伝活動、チケット販売、誘導、応援グッズの作成販売など実務的なことも行うため、“日本イチ何でもできる学生団体”だと言える自信があります。このことが学生生活でこれと言ってやりたいことが見つからなかった私の入部理由でもあり、やりがいでもあります。
年に2回の野球の慶早戦以外にも、體育會各部の応援、そのための練習・業務、大学行事のお手伝いなど、忙しい日々ですが、友達と助け合いきちんと進級し、ゼミにも所属しています。文武両道と言うには程遠いかもしれませんが、その言葉以上の経験・成長をしていると胸を張って言えます。

政治学科1年 Sさん
愛知県立旭丘高等学校 出身


政治学科1年 Sさん 愛知県立旭丘高等学校 出身

現在、法学部で学びながら桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコースでバイオリンを専攻しています。よく、なぜ二つの大学に通ったりするの?と聞かれますが、バイオリンは中断するとレベルが落ちてしまうし、教養は音に表れます。加えて音楽のみならず政治学にもとても興味があったので、大学を一つに絞ることはできませんでした。
進学先を決めるとき、慶應は真っ先に志望校にあがりました。最初は慶應そのものに憧れていただけだったのですが、調べていくうちにとてもリベラルで自由闊達な校風や、幅広い教養を身につけることができるカリキュラムが組まれていると知り、ダブルメジャーで頑張るならここしかないと思いました。
大学に入ると自由な時間が高校の時と比べて増えたなと感じます。朝から夕方まで授業と決まっているわけではなく、ある程度自由に学びたいことや時間を決めることができます。慶應では、その時間を有効に活用している人がたくさんいるように思います。サークルやアルバイトのみならず、自主的に何かを勉強したり、ボランティア活動をしたり、資格を取得していたりと。私は確かに二つの分野を専攻していますが、周りの友人も時間を有効に使って、自分の将来や教養のために頑張っているのだなと感じます。このように分野は違えども切磋琢磨し、刺激し合える友人がたくさんできたのは、自分にとって大きなプラス要素です。
慶應の法学部では、法学や政治学だけにとどまらず、幅広い分野を一つ一つ深く学ぶことができます。全く違う分野の授業なのに同じトピックについての講義があったりすることもよくあり、自分にも様々な視点から物事を検証する力が身につき始めている気がします。教授、講義、カリキュラム、学生、これら全てのクオリティが高く、リベラルな校風なので、やる気さえあれば国際舞台で活躍できる環境は整っていると思います。法学、政治学に少しでも興味があるのならば、慶應に進学して得ることはとても多いと思います。

*第23回日本クラシック音楽コンクールバイオリン部門全国大会最高位。第68回全日本学生音楽コンクール全国大会第2位。2016年10月には自身初のソロリサイタルを行った。

法律学科3年 Kさん
慶應義塾湘南藤沢高等部 出身


法律学科3年 Kさん 慶應義塾湘南藤沢高等部 出身

私は前田美千代研究会で学びながら、課外活動としてリーゼンスキーサークルに所属しアルペンスキーをしています。スキーはお金も時間もかかるスポーツなのでアルバイトもしていますが、学業との両立ができないかというとそういうわけではありません。大学生活を通じて大いに学び、大いにスキーをしてきました。勉強、スキー、アルバイトの三足の草鞋を履いて日々過ごしています。
法学部生だからといって、授業や法律の勉強だけに週7日全てをあてる必要はないと思います。私は、法学部での学びを通して、法は単に罰を定めるものではなく、国民のあるべき姿を表していると知ることができました。研究会(ゼミ)では、毎週の準備は大変でしたが、様々な国の法制度を比較し、いろいろなものさしがあると知ることもできました。また、法学部では体育科目も充実していて、授業として体育を受講すればトレーニングに代えることができます。単位も取得できて、トレーニングも十二分にできるので、私にとってまさに一石二鳥でした。そのうえで、空いた時間をアルバイトにあて、スキーの遠征費を稼ぐことができました。
こうして万全の状態でシーズンに臨み、先輩・同期・後輩と一緒に滑ることで切磋琢磨できたと自負しています。その成果として第42回全国学生岩岳スキー大会での初の女子クラブ総合優勝に繋がったと思っています。
これを可能にしてくれているのが慶應義塾大学法学部のシステムだと思います。高校までと違い、大学では一から自分で時間割を作ります。これはどこの学部でも同じですが、法学部は自分の裁量が大きいと思います。だからこそ私は勉強、スキー、アルバイトの三つを両立し、スキーで胸を張れる成績を残すことができたと考えています。
このように法学部なら草鞋も私のように三足と言わず、たくさん履くことができるのではないでしょうか?

法律学科3年 Tさん
慶應義塾高等学校 出身


法律学科3年 Tさん 慶應義塾高等学校 出身

私は元々理系でしたが、自らの見聞を深めたいと考え、最も縁遠かった法学部法律学科を志望しました。法律学というと、少々堅苦しくて視野の狭いイメージを持たれる方が多いかもしれません。かく言う私もそう考えていましたが、そこで求められる力はもっと普遍的な思考力でした。
私は田村次朗研究会で日々のディベートを通じて独占禁止法等の経済法を学んでいます。そこで行われているのはあくまで法律上の議論ですが、その本質は帰納と演繹です。高い精度が求められる法律という土台の上で帰納と演繹を反復することで、世の中のあらゆる問題を解決する抽象的思考を身につけることができます。法学部は、まさに福澤先生の説いた「実学」を体現する学部と言えます。
ところで、私は法律学を学ぶ傍らセミプロとしてクラシック音楽活動を行っています。周りには幼少期から英才教育を受けている音楽家ばかりですが、私は音楽経験が中学生の頃まで皆無であったうえ、一般大学に在学しています。しかし、法律学で培った抽象的思考が世界を広げてくれました。成長の本質を定義し最も効率的な練習方法を開発することで、練習の絶対量が少ないにもかかわらず、多くの音楽関係者が評価してくださるようになりました。
また、法学部で正課と課外の二つの活動を両立することは比較的容易に思われます。確かに、私たちは法学部生として勉学に時間を割く必要があります。しかし、前述のように法学部で培った能力は課外においても還元されるため、勉強の合間の時間を投資するだけでも課外活動のパフォーマンスを最大化することができるからです。
そして、何より大切なのが、法学部には多様な価値観を享受できる環境があることです。法学部には法曹志望者だけでなく、あらゆる学術・文化・スポーツを志す学生がいます。多様な価値観を持つ仲間と切磋琢磨することで、正課や課外の活動において自らをより高次の価値観へ昇華させることができます。
多くの皆さんが将来に夢や希望を抱いていると思います。一方で、多くの皆さんが、それをどのように実現すべきか悩んでいることと思います。法学部での日々は、そんな皆さんの夢や希望の実現をサポートしてくれると思います。