卒業後の進路

キーワード解説・Q & A

キーワード解説〜就活でよく聞く言葉〜

インターンシップ
学生が現実の企業や組織内で、一社員・職員として実務就業体験や研修を受けること。現在、多くの企業や官公庁・地方自治体などの組織で実施されている。夏休み(サマージョブ)、冬休み(ウインタージョブ)、春休み(スプリングジョブ)など、授業に重ならない時期に設定されるのが多い。

業界研究
興味を持った業界や企業の構造的な内容や状況について深く研究すること。自分のやりたい仕事を明確にし、企業で働くことへの熱意を示すための根幹となる作業なので、しっかり行いたい。

OB・OG訪問
志望企業の生きた情報を具体的に教えてくれるOB・OGに会い、社風や日常の活動の様子を知ること。サークルやゼミの先輩に直接連絡をしたり、就職担当部署に設置してある検索システムを利用して会いたい先輩を探して連絡をとる。

エントリーシート
履歴書のほかに企業が独自に作成する応募用紙。設問の意図を的確に把握し、論旨や結論に注意して記入する。積み重ねてきた活動のほか、事前に行った企業研究や自己分析に基づいた、意欲と熱意のこもった志望動機を用意すること。

内定
4年生の春から夏を中心に行われる筆記試験、書類選考、面接等を経て、採用が決まる。なかなか決まらない場合は、新たな求人票や就職担当部署の個別相談などを利用する。複数の企業から採用内定を受けた場合は、速やかに志望する企業を選ぶこと。

Q & A

就職難といわれる昨今、慶應義塾生の就職活動はどのように行われているのか。心構えなどを就職担当課長の佐藤吾郎さんにおうかがいしました。

Q:就職活動について具体的に考え始めるのはいつごろですか。
A:一般的には、3年生の秋~冬ごろから具体的な就職・進路について考え始めます。法学部の場合は法曹界を目指したり公務員の試験を受ける人もいるので、その場合などはもう少し早くから考えているようです。

Q:就職活動のスケジュールが変更されると聞きました。どういうことなのでしょうか。
A:2016年度の4年生以降の企業の採用活動について、会社説明会等の開始は「3年生の3月」のままですが、採用選考(面接等)の開始が「4年生の6月」に、前倒しされることが予定されています。日本経済団体連合会(経団連)の「採用選考に関する指針」に沿ったものです。この変更により、企業の採用活動や学生の就職活動は、再び大きく変化することが予想されます。しかしながら、実際に企業の採用活動がどのようになっていくか、不透明なところがあり、今後の動向を注視していく必要があります。

Q:はじめに何をすればいいのでしょうか。
A:大学では、例年、3年生の10月ごろに就職活動全般について、就職ガイダンスを行っています。その後、順次、各種ガイダンスが行われますので、掲示を見て参加してください。また、就職担当では個別就職相談や求人等の各種情報提供を行っていますので、一度、就職担当にいらしてください。

Q:自分に合う業種や企業はどのようにして見つけるのでしょうか。
A:多くの学生は、就職活動の半年くらいのプロセスの中で見つけていくのだろうと思います。どうしても最初は、大手企業など、見知っている企業に目がいきがちです。しかし、就職活動をする中で先輩方の話を聞く機会が増え、視野が広がる一方で、だんだんと絞られてくるはずです。学生の皆さんには、視野を広くもって、はじめから自分の可能性を狭めないほうがよいと伝えています。

Q:慶應大学の学生は主にどのような業種や企業を志望していますか。
A:就職先上位には、メガバンクや大手証券会社、大手商社などが挙がっています。その他、メーカー、マスコミ、情報通信などの企業にも多く就職しています。法学部の特徴としては、公務員試験を目指す学生も多いですし、法曹界という選択もあり、多様な選択肢があるという印象です。

Q:就職活動について具体的なアドバイスをしてくれるところはありますか。
A:就職担当はもちろんですが、慶應義塾には、「半学半教」という伝統があります。半分は学び、半分は学生やOB・OGや教職員同士で教え合うという伝統です。この伝統にのっとり、慶應義塾の場合は、7割以上の学生がOB・OG訪問をしています。また、内定が決まった4年生が後輩にアドバイスするのも盛んです。後輩に対する面倒見のよさが慶應義塾の特徴です。先輩やOB・OG、教員の方々などが立場を越えて草の根的に就職支援を行っていますので、積極的にアドバイスを受けるよう行動してください。

Q:大学時代にやっておくべきことはありますか。
A:まずは正課、つまり授業やゼミに力を注ぐことが大事だと思います。そして、課外活動に積極的にかかわっていくこと。課外活動とは、サークル活動やボランティア、留学などのことです。正課活動と課外活動の両方に積極的にかかわることで、結果として企業が求めるような知的素養、コミュニケーション能力、自主性、積極性などが培われていくのだと思います。まずは大学生活をしっかりと謳歌すること。「大学生活が充実していた」と答えた人の7割以上が希望した進路に就いているというデータもあるんですよ。

Q:高校生へのメッセージをお願いします。
A:厳しい状況の中でも慶應義塾大学の就職状況は好調だと言えます。入学当初から「就職」を考えすぎて自分の可能性を狭めるようなことはせず、臆することなく学業に励み、課外活動に励んでください。先輩や教職員との温かい交流もあります。正課と課外の両方で充実した学生生活を送ることができれば、就職についてあまり心配することはないですよ。